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AIに対抗しうる馬鹿力(ばかりょく)という人類の最終兵器を馬鹿にしてはならぬ
経験と知識による統計的な物事の判断や、より多くの情報の中から有益なものを合理的に瞬時に抽出し分析する能力に於いて、人間は既にAIには敵わない。
我々年老いたビジネスマンは、経験値では20代の若者に遥かに勝ってはいるものの、記憶力や頭の回転の速さ、行動力などに於いては全く勝負にならない。
しかも若い世代の教育レベルは昔より遥かに高い。
それを時々羨ましくまぶしく感じることもある。
しかし、今後はそのような脳みそや肉体の劣化によって衰えていく能力や機能はAIやロボットによって容易に置き換えられていくことだろう。
つまり、今の子供たちが学校で勉強していることは、もしかすると10年後には無意味なものになっているかもしれないということだ。
これは、あくまでビジネスという戦場を想定してどのような能力が生き残りのために必要か?という議論であり、普通に人間としてまともに生きて行くための最低限の知識や能力という次元の話ではない。
ここ数日、対AI戦略について考えてみたのだが、結論として思いついたのが、人類の対AI戦略における最強の武器は、「馬鹿」ではないか?と。
ひとくちに「馬鹿」といっても、そのコンセプトは漠然としており、「馬鹿」の語源にも諸説あるため、ここでは馬鹿の意味についての詳細な議論は省略させてもらうが、人類の最終兵器としての「馬鹿」は、基本的に我々が「馬鹿」だと一般的に感じる「馬鹿」もしくは関西でいえば「アホ」に相当するものと考えてもらって構わない。
「馬鹿」のしでかすことは、論理や経験に基づいてよくよく合理的に考えてなされるものではなく、人間にも予想がつかないし、AIには真似ができない。
つまり、敬愛の念を込めて、人間が本能的に親しみを感じ、笑いを巻き起こす、愛すべき本物の馬鹿は、AIでは成り立たないのではないかと思う。
ある愛すべき馬鹿店員と、優秀なAI店員から同じものを同じ値段で買うとした場合に、購入者が人間である場合には、どちらから買うかは案外50%50%ではないだろうか?
仮に服を買いに来ていたとすれば、優秀なAI店員は、全ての在庫の中から瞬時に顧客のサイズと予算にあった好みのデザインと色のモデルをあっと間に提案するだろう。
一方、馬鹿店員は、全く何の根拠も論理も考えもなく、何となく自分がその人に似合うだろうものを自分の知っている僅かな範囲から抽出して提案するかもしれないし、最悪全く提案できないかもしれない。
ものを購入するという人間の行動は、残念ながら合理性だけでは成り立たない。
サイズが合おうが合うまいが、似合おうが似合うまいが、欲しいものは欲しいし、欲しくないものは欲しくない。
時に、意外なところにある購買のスイッチを不意に押されて、買う気もなかったのに買ってしまうことがある。
欲しくないものでも買おうかと思わせてくれるような馬鹿店員のほうが、もしかすると合理性に於いては完璧なAI店員よりもよく売るかもしれない。
しかし、中途半端に知識や経験のある、合理的で優秀な人間の店員と完璧なAIの店員では、AIの店員の方が圧倒的に有利だと思える。
つまり、馬鹿が人類の最終兵器たる為には、純粋に馬鹿であるか、もしくは優秀であるにも関わらず馬鹿のふりをする能力があり、どう見ても馬鹿にしか見えないかのどちらかしかない。
どんなに優秀でもAIにまさる答えを出せない中途半端な優秀さがダメなように、中途半端な馬鹿もいけない。
黒澤明監督の名言集にも『馬鹿に道あり、利口に道なし。』というのがあるそうだが、流石と言わざるを得ない。
また、スティーブ・ジョブズのスタンフォード卒業式での有名なスピーチにおいても、『Stay Hungry, Stay Foolish』という私の好きな言葉があり、日本語では『ハングリーであれ!愚かであれ!』と訳されているが、「人間は学び続けなければならないが、頭でっかちで行動力のない中途半端に賢いオトナにはなるなよ・・・」という若者達に向けた強いメッセージを感じる。
「馬鹿」を表現するキーワードには、無知、無能、無神経、無頓着、無謀、無計画・・・など無がつく言葉が多い。
こういう私も、大学時代には無神経、無計画、無謀だったかな・・・の三無主義者と呼ばれていた。
人生というものは、未知のものとの出会いや、未知な世界へのチャレンジといったリスクや、それに立ち向かうときの恐怖の連続である。
それを全てに立ち向かって乗り越えて行くためには相当な、無神経さや無謀さを持った「馬鹿」でなければ無理だ。
ちょうど冬季オリンピックが開催されているが、男子フィギュアで66年ぶりの金銀メダル同時取得を実現させた羽生クンや宇野クンのようなスーパーマンも、相当な馬鹿でなければあんな事は実現できない。
羽生クンは、今後4回転アクセル(4回転半)にチャレンジすると言っているが、実質5回転並の回転数を空中で実現するということはもはや人類の域を超えている。
その練習を想像しただけで身の毛がよだつほどの恐怖である。
なにかとんでもない事を成し遂げたり実現するような特別な馬鹿パワーや馬鹿スイッチは、遺伝子に組み込まれた特殊能力なのだろうか?
しかし、我々大半の凡人は、彼らは天才であり馬鹿だとはだれも思っていない。
つまり、凡人は馬鹿を馬鹿にしている馬鹿と言えなくもない。
自分も馬鹿になれば、できないと思っていたこともできるかもしれないのに、自分は馬鹿ではないと思っているから馬鹿にはなれない。
先ほどのジョブズの言葉「Stay Foolish」の訳で使われている「愚かであれ!」という日本語には個人的に違和感を感じる。
「馬鹿」と「愚か」は少しニュアンスが異なる。
もし「Stay Stupid」なら「馬鹿であれ!」になるのだろが、英語のStupidは本当にStupidというか間抜けな感じで、日本語の馬鹿とはまたちょっと異なる。
人間は往々にして愚かな生き物だが、愚かであってはならない。
馬鹿は素晴らしいが、愚かな人間にはなりたくない。
「愚かになるな!馬鹿であれ!」
馬鹿になれる馬鹿スイッチが遺伝的な要素でないとすれば、訓練によって人間はその封印された馬鹿スイッチをオンに出来るのではないだろうか?
私は既に相当な馬鹿だが、無で始まる多くのフィーチャーを兼ね備えた、本物の馬鹿になりたい。
そして、AIごときには理解出来ぬ馬鹿パワーを育成する『馬鹿道』を極めたいと思う。
そんな馬鹿を受け入れてくれ、一緒に馬鹿が出来る友人や仲間は人生の宝物だ。
そんな仲間たちと、馬鹿でAIと戦い、世界征服をもくろむ「秘密結社」を結成したいものだ。
「あんたバカぁ?!」
「そう、バカなんです(^^)」
#sunlife #hongkong #サンライフ香港 #日本居住者 #最後の加入ラッシュ...
IFAはマニアックなオフショア金融商品をサポートしてくれる専門のメンテナンス会社
オフショア籍の金融商品や保険を購入する際に、その仲介代理店となるIFA(Independent Financial Advisor)の選択が重要だという話しは既に聞き飽きているかもしれないが、それは紛れもない事実である。
IFAの選択基準というものは、一般の方にはわかりにくい。
それはオフショアの投資商品や保険商品というものが、我々が通常理解しているものとは異なる特殊性をもっており、それを取り扱うIFAと呼ばれる金融商品の仲介を行う海外の企業も、極めて専門的でかつ特殊な業界だからかもしれない。
それは、古い空冷のポルシェをポルシェに乗ったことのないひとが初めて購入するときに、「購入後一体どこの整備工場で面倒を見て貰うか?」という問題を購入する前に解決しなければならない事に似てなくもない。
積立型年金商品(Savings Plan)であれば、#フレンズプロビデントや#RL360(#ロイヤルロンドン)、#ITA、#スタンダードライフ、#FTLife(旧アジアス)、#サンライフ香港といった商品プロバイダーがあり、証券発行国はマン島、ケイマン諸島、香港といったタックスヘイブンである。
(※フレンズプロビデント、スタンダードライフは日本居住者からの申し込みを受けつけていない。)
生命保険に関しては、日本居住者が現在購入可能なものが、サンライフ香港と、ケイマン諸島のPan American Lifeしか残されていない。
世界という市場で日本居住者が購入可能な商品がこれだけしかないというのは、極めて限定的な選択肢と言えよう。
間口が狭くなるほど、こういった限定的でマニアックなオフショアの金融商品が持つ魅力と運用性に惹かれる人間は相対的に増えてくる。
10年以上前であれば、#マンインベストメンツや#スーパーファンドを筆頭に、オフショアで組成されるヘッジファンドが全盛であり、毎年新しいファンドが上市されていたが、それも今となっては魅力のないアイテムとなってしまった。
ちなみに私が保有していたスーパーファンド・ゴールドは、10年経ってプラス10%で売却することにした。
思い返せば、3年目あたりでプラス30%以上の時に売っておくのがいちばん良かったことになる。
その後はずっと7年間マイナスで、昨年にやっとプラスに転じた。
こういった当時流行り物だった単一ファンドを10年くらい前に買っていたひとが、解約しようとしてIFAにコンタクトをとっても、当時の仲介IFAが既に存在しないとか、連絡が取れないというケースが実は多いように思う。
幸い私が世話になっている香港のIFAは、私が客になった2013年から15年間変わらぬサポート提供してくれているので今回は問題なかった。
しかし、15年のスパンで過去を振り返ってみると、このような趣味性の高いニッチな金融商品を取り扱っている、IFAやその中継会社、個人の紹介コンサルタントの多くは、既にまともに活動をしていないか形態が変わって別のことをしていたり、個人の場合はどこに居るのかすらわからないといったケースが目立つ。
個人の紹介者ならともかく、IFA自体すら今後どうなるかわからなくなってきたというのが最近の傾向だ。
もちろん、IFAが無くなったとしても、契約自体は商品プロバイダーとの直接契約なので有効だが、メンテナンス業者を失うとそれを維持していける顧客は少なくなってしまうだろう。
香港のIFAでは唯一香港の株式市場で上場を果たしていたConvoy(コンボイ)ですら役員が不正疑惑で逮捕されてしまった為、取引停止のままだし、保守的な経営で定評のあったハリスフレイザーも、グループ全てを香港上場企業であるMason Group Holdings(0273.HK)に売却することになり、今後のIFAとしての運営方針が明らかになってはいない。
私が永年世話になっているGRANDTAG社も、昨年3年越しの香港での上場計画を断念し、コンプラ的にどうしてもグレーな部分が払拭できないIFAビジネスに依存する経営体制を、プライベートバンクとの提携業務に移行することによってまき直しを図り、OTCマーケットを経てNASDAQ市場への上場を目論んでいるが、IFAのビジネスでは上場が困難であるという結論に達している。
このように香港のIFAが、香港に居住しない外国人向けに香港を含むオフショアの金融商品を流通させるビジネスモデルは明らかに岐路に立っていると言わざるを得ない。
特に、日本人という手のかかる面倒くさい客を相手にするということは、それなりに儲からなければやってられない。
日本人の市場をメインでやってきたIFAほど、以前ほど積立商品が売れないのと、虎の子の生命保険がいつ打ち切りになるかわからないリスクに直面していることで、より不安定な状況だと言える。
日本居住者のなかで、投資市場の0.1%にも満たない僅かなオフショア投資愛好家にとって、長期に渡って信頼しうるIFAと確実に繋がっていることは命綱だったが、その選択肢はさらに狭まってきた。
私は、空冷のポルシェなどビンテージのクルマやバイク、ビンテージのロレックスなどを収集しているが、そのような趣味は、それをメンテしてくれる信頼できるメカニックとの関係がなければ維持していくのはほぼ不可能に近い。
そして、自分にとって大切な資産であるそれらの管理を任せられる本物のメカニックにはそう易々と出会えない。
オフショアの投資商品も、特に20年以上に渡る積立プランや生命保険など、20年間にわたってメンテをしてくれる有能なメカニックが付いていなければ維持していくことは同じように難しいだろう。
投資商品の場合は、ポートフォリオサービスや、登録事項の変更手続き、停止減額解約、一部引き出しなど事務的な手続きを除いて商品のメンテナンスはぼぼ不要だが、投資している人間のメンタルがいちばん壊れやすい。
空冷ポルシェというマニアックなスポーツカーを飼育したければ、空冷ポルシェの整備に長けた、しかも自分よりは若い技術者が居る専門の整備工場をまず見つけなければならないのと同じく、マニアックなオフショアの投資商品を購入するにあたっては、まず長期に渡って(自分の心の)サポートを受けられるオフショア商品の整備工場たるIFAを見つけなければならない。
そして、そのIFAと友好な関係を築き、保有する投資商品や保険商品に関して、少なくとも自分だけはより良いケアが受けられるように努めることが好ましい。
IFAとの付き合いと言っても、現実にはIFAの一担当者との付き合いになる場合が殆どだろう。
しかし、海外の企業において3年以上同じ会社に勤めていることは無能を意味するので、殆どの担当者は3年以内に辞めてしまう。
HSBCでも同じ事が言える。
折角仲良くなっても、担当のマネージャーはすぐ辞めてしまう。
つまり、担当者との人間関係だけでは不十分であり、IFAという企業組織としっかり付き合い、組織的に自分をしっかり顧客として対応してもらわなければならない。
ここで、香港のIFAに関して一般的なことを言っておくと、残念ながら殆どの会社は、組織的にアフターサービスを提供する体制ではない。
つまり、一般的なIFAの営業組織では、契約を担当した人間にアフターサービスの責任も帰属するので、それを会社として組織的にエリア毎に提供するという概念そのものが存在しないのだ。
たとえば、日本に住むあなたが、日本に居る紹介者から香港のIFAを紹介されて契約をした場合、あなたの担当は日本の紹介者になり、紹介者がその後もアフターサービスの窓口となるのが一般的だ。
殆どのIFA担当者は、繋がっている紹介者にアフターサポートを丸投げする。
そのような体制を持ったIFAの下の紹介者から購入したあげく、紹介者と連絡が取れなくなって難民化するというのが一般的だ。
そのような事態を避けるために、海外のIFAに直接問い合わせて直接購入することで、IFAという企業体にアフターサポートの責任をきっちり背負ってもらうということが重要になる。
相変わらず、ポートフォリオ・サービスの運用成果というエサに釣られて既存の契約を契約したIFAから別のIFAに移管するという方が多いように見受けられるが、ポートフォリオ・サービスの運用結果など水ものなので、どこに移管しようがそんなに変わるものではない。
むしろ、初期仲介の手数料を得ているIFAから、他のIFAに移管することにより、初期仲介手数料を得ていない移管された側のIFAにとってはあまりメリットがないので、サポートに関しての義務感は相当薄れるというリスクを気付かずに負うことになる。
この観点から、最初のIFA選択は非常に重要だと言われる。
安易に離婚はできないということだ。
IFAを選択する際に、最も重要なポイントは、そのIFAが組織的に自分の属する市場をサポートしてくれる体制を持っているかどうかであり、ポートフォリオマネージャーの戯言はいずれにせよ将来のパーフォーマンスを保証するものではないのでどうでもよい。
情報を得る段階では、特定の信頼しうる情報ソースが重要だが、実際に購入する際に仲介を依頼するIFAは、個人ではなく会社や組織であったほうがいい。
日本側にアフターサービスを提供する施設や人材を投下しているIFAは殆ど無いが、もし運良くそのようなIFAに仲介してもらえるのであれば、その人達と良い関係を維持することが好ましいだろう。
いつか日本居住者を相手にしてくれるIFAが無くなってしまっても、最終的にはその人達との繋がりがあなたを助けてくれることだろう。
ひとと繋がり、組織と繋がり、その関係を大切に維持していくことでのみ、あなたの資産は次世代へと引き継がれていくことがようやく可能になるのだ。
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香港の保険会社が日本居住者の受け入れを停止する噂について
アメンバー限定公開記事です。
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日本のクレジットカードによる海外積立商品の支払いが危機に直面しているというシリアスな話
三菱UFJ系のニコスカードを持っている方の所に、3月から投資商品への支払いが出来なくなると言った旨のレターが届いているようだ。
『クレジットカードによる海外加盟店一部取引の利用に停止に関するご案内』
http://www.cr.mufg.jp/corporate/enlightenment/pdf/20171205_01.pdf
ネット上にも通知は公開されている。
告知の日付けは昨年2017年12月5日となっており、内容は以下のようなもの。
*****
1.クレジットカードでもご利用停止となるお取引
外国為替取引(FX取引)、外貨購入、株、保証証券、投資信託等の金融商品取引法でクレジットカード取引が禁止されている海外加盟店取引
※海外加盟店における円通貨でのお取引も含まれます
※弊社は金融商品取引法の規制は受けませんが、法趣旨に照らし、クレジットカード取引が禁止されている取引のご利用を停止することにいたしました。
2.ご利用停止日
平成30年3月19日以降順次、弊社が発行するクレジットカードでの上記対象取引のご利用を停止させていただきます。
***** 以上
実は、このことに端を発し、「オフショア積立を日本のクレジットカードで支払えなくなるのではないか?」という潜在的な危機が存在する。
これは、「金融商品取引業者は、クレジットカード決済による有価証券の売買の受託等について、金商法第44条の2により原則禁止されていることを受けての、実際には規制の対象ではない日本のクレジットカード会社のコンプライアンス遵守の方針からでた自主規制であると推測される。
根本的に規制を受けるのは、クレジットカードでの決済を提供する側であり、クレジットカード会社ではない。
規制対象となる会社が海外の場合、日本の金融商品取引法によって規制するのは現実には難しと思われるが、もし日本のクレジットカード会社がどこもこのような自主規制に追随し、その規制の対象にオフショア積立ファンドが含まれるということになると非常に厄介だ。
とくに、問題視されている取引は、フレンズプロビデントやRL360、ITAといったプロバイダーが提供するオフショア積立ファンドというよりは、海外のFX業者や、仮想通貨取引所などでクレジットカードによる入金が可能なものではないかと推測する。
この金融商品取引法による規制の趣旨は、私が理解するところでは、価値の変動する株や通貨のような投資商品の購入に、たとえ1ヶ月であれ、信用融資行為であるクレジットカードを使用させるることによって、最終的に消費者=投資家に不利益が発生することを防ぐというものではないかと推測する。
また、生命保険は日本では投資商品でも有価証券でもなく対象外のようだ。
オフショア積立投資業界では、具体的にHansard(ハンサード)というマン島のプロバイダーが、3月19日以降ニコスカードの使用が出来なくなるという情報がある。
この情報はIFAサイドからの情報だが、ハンサードがニコスからの自主規制の通知を受けてIFAに通知しているものなのかどうかもはっきりしない。
なぜなら、今のところ他のプロバイダーからは何も情報が来ていないからだ。
ITAやRL360、フレンズプロビデントなど他のプロバイダーからは具体的に話しは来ていないようだが、ニコスカードに関しては支払いができなくなる可能性がないとは言えない。
さらに、現状においては、このようなカード会社側の自主規制の動きは三菱UFJ系のカードに限られているが、今後これが他社に普及しないとは限らない。
海外FXや海外株式口座、とくに海外の仮想通貨取引所などど、比較すればオフショアの生命保険会社が提供している積立ファンドラップ口座(セービングプラン)は、クレジットカード決済によって投資家の利害が損なわれる可能性が極めて低い。
さらに言っておけば、それが投資商品なのか保険なのか?という議論にすら明確な決着が付いていない。
このようなカード会社の自主規制によって、支払いが出来なくなってしまうことが起こった場合には、泣き寝入りせずカード会社に連絡をして、「これは海外の養老年金保険である」と主張した方がよいかもしれない。
わかりにくいかもしれないが、オフショアの積立プラン(セービングプラン)は基本的に業法上も税法上は投資商品の扱いが都合良いが、クレジットカード会社に対しては海外の保険会社が提供する保険商品だと言い切れば、カードの支払いが金商法44条を理由に停止されることはないということだ。
これは、もしカード会社の自主規制の範囲が仮にオフショア積立ファンド(セービングプラン)のカードによる支払いにまで及んだ場合には、カード会社と利用者の間で議論されるべき問題であり、もしカード会社が利用者の要望に対して応えられない場合には、そのようなカード会社との契約は解除すべきということになる。
いずれにせよ、この流れはクレジットカードによる海外への資金移転が難しくなるといった方向であることは否めず、今のところそれに変わる商品も方法もない。
対応策としては、なるべく出来るうちに多くを移転しておくということしか考えられない。
音楽プロデューサー森田昌典の金塊密輸事件について
スキマスイッチ、キマグレンなどに楽曲を提供する音楽プロデューサーであり、モデル高垣麗子の夫である森田昌典が香港からの金の密輸で捕まったというニュースが興味深い。
巷では、スピードスケートの清水宏保の元嫁である高垣麗子の男運の無さのほうが旦那の金塊密輸よりも話題になっている気がするのもさらに興味深いが・・・。
3月8日の読売オンラインの記事によると以下のようなアウトラインである。
***
香港から1,880万円相当の金塊を密輸しようとしたとして、警視庁は7日、東京都渋谷区広尾、音楽プロデューサー森田昌典容疑者(41)ら男女3人を関税法違反や消費税法違反などの容疑で逮捕した。
捜査関係者によると、ほかに逮捕されたのは、港区の会社員の男(35)と飲食店従業員の女(36)。
3人は昨年11月19日、香港から金塊計約4キロ(約1800万円相当)を羽田空港に密輸し、輸入の際にかかる消費税を免れようとした疑い。
東京税関が、香港から到着した女の手荷物から金塊を発見。その後の調べで、森田容疑者が金塊の購入資金を準備していたことが判明したという。
同庁は、森田容疑者らが金を輸入する際に納める消費税8%の支払いを免れ、その分を上乗せした価格で金塊を転売し、利ざやを稼ごうとしたとみている。
財務省によると、昨年、全国の税関で摘発された金の密輸は1347件、押収量は6236キロで、いずれも過去最多だった。
***
最初にこの話を聞いたときに、逮捕されたのが3月7日なので、現行犯逮捕なのかと思いきや、よく読むと昨年の11月19日が実行日で、なぜか3ヵ月以上も後の3月7日に逮捕されたようだ。
また、決して儲かっていないわけではないと思われる森田氏が、たかが150万円程度の為にこれだけのリスクを冒して金を密輸したというのが誰の目にも不自然に感じられたに違いない。
実行が昨年の11月19日であるにも関わらず、今まで泳がしていたのは、おそらく組織的で継続的な犯行であると思われていたからだろう。
どのような組織が背後にあり、どのようないきさつで森田氏がそれに関与することになっていたのかは全く報道されないのでわからないが、「森田氏が金の購入資金を出し、共犯の女が香港から持ち込む」というスキームだったと自供していることから、これが組織的なスキームであったことは確実だ。
おそらく、かなり大規模で組織的な香港からの金密輸シンジケートが存在し、それを捜査当局は上げようとしていたに違いない。
これもあまり報道されていないが、買い取った金を買い取り業者が香港に輸出して支払った消費税の還付を受けるスキームだったというから驚きだ。
香港で購入した金には消費税がかかっていないし、入国時に申告して本来払うべき消費税を払っていない訳だが、国内の買い取り業者がそれを買い取る際には8%の消費税を加算して支払うことになる。
これが金の消費税脱税密輸の利益となる。
買い取り業者は、これを国内で販売する際には、売値に8%が加算されて販売され、最終的には国に商品税が支払われる筈なのだが、これを海外に輸出した場合は8%の商品税は還付される。
このスキームを表面的に見ると、罪に問われるのは密輸に直接関与した森田容疑者ら3名だけのように思われるが、もし、買い取り業者や香港の金販売業者までがグルだったら?
つまり、金は日本と香港の間を行き来するだけで、金の相場に変動がないとすれば8%の利益を生み出すサイクルが生まれることになる。
その8%は、国が税金として徴収するはずだったものをネコババされるというわけだ。
そんなことを国が許すはずがない。
これより前に、同じ飛行機の機体が香港から到着後に国内便としてそのまま転用されることを利用してトイレに隠しておいたものを、国内から別の運び屋が乗り込んでそれを回収し、税関を経ずに国内で受け取るという荒技をしていた犯行が見つかっていたが、それに関しても組織的な犯行というところが明確に浮き彫りになっていた。
そもそも、相場の変動する金の取引に消費税を課すのがどうか?という議論もあり、それはそれでもっともな気もする。
どうせ買ったときよりも高い値段で売れば、その利益が課税対象になるわけだから課税に関してはそれで十分ではないかとも思える。
この事件の森田容疑者の関与は、密輸の「資金提供」だったと思われるが、香港での金購入資金は、どのようにして香港に持ち込まれたのかも興味のあるところだ。
香港に資金を沢山持っている芸能人のところには、「金の輸入案件に投資すれば月に4%の配当がもらえる投資話」というのがあるのかもしれない。
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★最新情報★香港の保険会社が日本居住者の受け入れを停止する噂について
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「保険業法186条」についてあらためて考えてみる
海外生命保険購入の目的で香港に渡航するひとが急増しているいま、
もういちど「保険業法186条」というものについて考えてみたいと思います。
この法律は、基本方針として日本居住者が海外にもし日本で販売されている保険よりも著しく有利な商品があったとしても、国内において海外の生命保険会社が提供する保障についての国民の権利を保護することが困難であるという名目上の理由で、その販売も加入も禁止するものです。
この保険業法186条に関する議論がオフショア投資業界で炎上していたのは、2010年頃まだフレンズプロビデントが全盛だった時代に、死亡時にその時点の運用時価総額に対してプラス1%の死亡保障が加算されて受取人に支払われるファンドラップ商品が、そもそも生命保険なのか投資商品なのか?という未だに何の結論も出ていない無意味な論争が行われていた時期だったと思います。
フレンズプロビデントが保険要素の付いていないCR(キャピタルレデンプション)というバージョンを日本市場向けに上市したために、その議論はCRしか売ることの出来ない業者と香港バージョンの保険付きを売れる業者の間で激化した歴史があります。
私のブログでも2009年にこの保険業法186条について書かれたものがあります。
「保険業法186条という不条理な法律」
https://ameblo.jp/saruahi/entry-10600112129.html
RL360(ロイヤルロンドン)が昨年の春に、日本居住者の購入可能なファンドラップ商品をCR(キャピタルレデンプション)に限定した背景もこのフレンズプロビデント時代から脈々と受け継がれた保険業法186条問題が原因なのです。
この保険業法186条を、1%もしくは5%の変動する時価総額に対する付加生命保険要素をもつセービングプラン(積立ファンド)や養老年金に当てはめて、それが保険なのかどうかという根本が不透明な議論をすることはこの法律に関する議論の本質ではないように思われます。
いまや限られた選択肢しか残されていない、確定の死亡保障をもつ純粋な海外の生命保険、しかも運用性が日本のものと比較して著しくまさる商品を、日本居住者が外国に渡航することで購入するケースについて、「加入者サイドが明らかに日本の保険業法には触れる」という事実をどのように受け止めるかという加入者サイドの判断に議論の本質があると言えるでしょう。
これは最近ニュースになった「他国の国籍を取得すると、重国籍を認めない日本の国籍法によって日本の国籍を失う」というものが、憲法に規定される国民の権利の保障に反するとして、帰化により国籍を喪失した8名が国を訴えているケースと少し似ています。
これは、生命保険に限らずですが、金融商品というもののグローバル化が進んだいま、国民が自由に世界中から有利な保険や金融商品を購入する権利というものを制限する悪法に対して、国民がどのようなスタンスで向き合うか?という問題であり、国が自国の利益保護の為に法律によって国民のグローバルな投資機会を損失させていることは事実に他ならないと思うのです。
つまり、保険業法186条という法律に向き合う為には、加入者視点で物事を見なければならないということです。
販売者サイドの議論に巻き込まれると間違いなく本質を見失います。
日本で認可されていない海外の生命保険を、日本国内で販売する行為は明確に違法です。
仮に、日本に居る日本の保険会社の代理店をしている保険のプロと呼ばれるような方々が、海外の保険を知っていて、その情報を顧客に提供できるとしても、殆どの方は、現実には国内の保険よりも遥かに内容の良い海外の保険を勧めたりはしません。
彼らは、保険業法を熟知していて、その業法の中で生きているわけですから、たとえそれがどれほど顧客にとって有益だとしても、露骨に違法性のある行為によって自分のビジネスに致命的な打撃を与えるようなバカな真似をするわけがありません。
もし、保険の営業マンの方が、自分が違法行為を行ってまで未登録の海外生命保険を勧めてくれるとしたら、その方は相当顧客思いの方だと言えるでしょう。
今でも覚えていますが、15年ほど前に海外の生命保険について情報を集めているときに、数多く相談した国内の保険会社の方々が、海外の生命保険について殆ど知らなかったのに驚き、唯一以前の会社の重役が飲みに席で紹介してくれた某P社のMDRTの方がその実体を知っており、「もし加入できるならそのほうがはるかに良い」と言ってくれた人でした。
悪法も法と言われますが、将来のベネフィットが期待できない社会保険料や無駄遣いにより消えていく税金を、国民は義務とはいえ、だまって搾取され続けなければならないのでしょうか?
敬愛する橘玲氏も、累進課税方式に基づく所得税が、憲法の保障する平等の概念に反すると言っておられますが、国民年金や介護保険、健康保険なども必要ではない人からも強制的に徴収される点に於いて、憲法の財産権の侵害に当たるという考え方もあるようです。
さて、国民の自由選択の権利を侵害する保険業法186条ですが、あなたはそこまでして守りたいですか?
桜舞い散る季節の憂鬱
日本では今年、例年よりも早く桜が満開となり、イースター休日を迎える明日からの週末は外国人観光客で桜の名所は埋め尽くされることだろう。
この季節、企業では人事異動があり、去る人来る人の歓送迎会が連日行われている。
学生にとっては、卒業、入学、入社など人生の節目になるイベントがあり、春は桜の花だけではなく、巷はフレッシュな空気に満ちあふれていて、世の中はとてもまぶしい。
生まれてからいったい何度この春を経験し、美しい桜の花が咲いては散っていく様を見てきた事だろう。
桜の花は、毎年毎年同じように咲き、そして散っていく。
来年も、再来年も、この先ずっとそうだろう。
でも、人間は違う。
子供の頃は、毎年あまりその変化を感じなかったが、この歳になるとこの一瞬で咲いて、あっという間に散っていく桜という花の見せる美しさは、その瞬間のエネルギーが強すぎてつらい。
桜の花は咲くべくして咲き、そして散っていくのであり、それは単なる自然のサイクルに従っているに過ぎない。
人間も、生まれて死ぬまで、いろんな人生の節目を経験し、そして最後には死んでいくのが自然のサイクルだ。
しかし、人間の一生は、花の命と比べれば長すぎる。
なので人間は、桜を見てその潔さを美しいと感じるのかもしれない。
この桜の咲く季節に、卒業、入学、入社、異動など外的要因によって新たな環境に身を置かなければならない人たちの門出、そしてそのことに対する不安や期待、希望、始まり、挫折、復活、いろいろなことが入り交じった新しさが、全体的にしかも短期的にフレッシュな空気を生み出しているのだろう。
それが、最近ではまぶしすぎで少し辛い。
たぶん、自分がその成長する光を失ってしまったと感じるからだろう。
私の子供達は、ひとりが大学に入学、ひとりが大学を卒業して今年から社会人になる。
かれらの前途は、まだまだ変化に富み、多難かも知れないが、多くの希望に満ちあふれている。
始まりのあるものには、必ず終わりがあり、出会いには、別れが付きまとう。
終われば、また始まり、別れは、出会いの始まりでもある。
まるで毎年桜が飽きずに咲いては散り、散ってはまた翌年に咲くように。
この春、いろんな思いを胸に人生の節目を迎え、旅立っていく人たちに幸多きことを祈ります。
HSBC UAE(ドバイ)の口座を閉鎖しなければならない件
8年ほど前にドバイに行ったとき、HSBCマニアの私は、HSBCドバイ(UAE)の口座を開設していたのだが、つい先日担当者からメールが来て、UAE非居住者は口座の維持が出来ないので口座を閉鎖する書類を最寄りのHSBCの支店に提出するようにという悲しい結果となった。
まぁ。現実にはUAE(ドバイ)が過去8年の間に何か役に立ったかと言えば、特に利用することもなく僅かの資金だけが眠っており、適当に動かして休眠にならないよう維持するだけであったのでもはや不要という結論に達したが、思い返すとかつては「国を跨ぐTTは、UAEを経由するとそこで痕跡が途絶える」というある種の都市伝説があり、マネーロンダリングを試みる人たちにとってある種の聖地化していたような記憶があるが、もしかすると、この数年の間にUAEの非居住者口座を使って相当露骨に悪いことをした人が居るのかもしれない。
その結果かどうかはわからないが、CRSの普及した今となってはUAEもオフショアセンターとして特別な場所はもはや無くなってしまったというのも事実だろう。
以下が担当者から届いたメールの文面だが、「HSBC UAEはもはやオフショアバンクではなく、UAE非居住者のあなたが口座を維持するためには、特殊なケースとしてその理由を持って申請の上、承認ベースとなる」・・・とある。
Kindly advise the reason for maintaining the account in the UAE while you are not residing here , As HSBC UAE in not an offshore destination anymore and in order to keep the account here as none resident there are specific cases that we can raise after making a full file for the request and it will be subjected to approval
これに対して、国毎の資産分散やUAEでも投資機会を持ちたいという理由で返信したが、それではどうも十分な理由にはなり得ないとのことだった。
なので、8年の付き合いがあったHSBCドバイ支店とは、これでお別れとなる。
ドバイの通貨ディルハムの為替がなんぼとかこれで気になることは無くなる。
不可抗力によりHSBCの口座を失うのは、撤退して売却されたタイのHSBCに次いで2度目。
オフショア積立~クレジットカード払いの危機・・・その後
RL360、ITAなどオフショア生命保険会社が提供する積立型年金プラン(セービングプラン)の支払いが、日本のクレジットカードで支払えなくなるかもしれない危機の話をしたが、今のところRL360、フレンズプロビデント、ITA(インベスターズトラスト)など主要なプロバイダーの商品に関して、三菱UFJニコスカードを含め、今のところ支払いが拒否される状況は起こっていないようだ。
『日本のクレジットカードによる海外積立商品の支払い危機に直面しているというシリアスな話』
https://ameblo.jp/saruahi/entry-12356747543.html
果たして具体的に三菱UFJニコスカードでは支払いが出来なくなるという噂の出ていたハンサード(Hansrd)はどうなのだろうか?
この状況からすると、もしかするとハンサードも今のところ問題なく支払いができているのではないだろうか?
あるいは、もしハンサードのみ支払いが三菱UFJニコスカードで支払いができないとすれば、何らかの理由でハンサードだけが、クレジットカード決済が禁止されている海外加盟店取引として認識され、それ以外は該当しないと判断された可能性もある。
また、三菱UFJニコスの告知分には「3/19日以降順次」対応とあるので、単純にまだ対応が遅れているだけという可能性もある。
このまま問題なくクレジットカードによる支払いが継続出来ることを願うが、まだ暫く様子を見た方が良さそうだ。
前回の記事でも書いたが、そもそも、この金融商品へのローンを規制する趣旨の金商法44条は、加盟店を規制する法律であり、ローンの提供会社つまりカード会社を規制するものでは無い。
また、生命保険は該当しない・・・という2つのポイントが、カード払いがこのまま継続出来るであろうと推測できる根拠と言える。
しかしながら、転ばぬ先の杖として、まだ海外に銀行口座を持っていないひとは、この機会に作っておいた方が良いだろう。
馬鹿道その①「馬鹿は頭を使っちゃいかん!」直感と反射能力を鍛えよう
待望の?「馬鹿道シリーズ」第一弾!
「馬鹿は頭を使っちゃいかん」
馬鹿が下手に頭を使ってあれこれ考えるとろくな事がない。
馬鹿は頭を使ってはいけないのだ。
では何を使うのか?
「心」と「体」を使って欲しい。
具体的には、直感による予測と、無意識の反射能力を鍛えて使うことになる。
考える能力で人間はAIには勝てないので、考えて結論を出してから行動する勝負では人間に勝ち目はない。
なので考えないで動く。
考えないで直感と反射で動く人間を、AIは理解できないはずだ。
あなたが、ほんの一部しか使っていない脳みそをいくらフルに使って考えたところで、あなたが今しなければならない事の答えは既にあなたの心の中にあるということを知っていてもらいたい。
そして、日々の訓練としては、「何事も頭で理解するだけではなく、まずは身体で覚える」ということを行って欲しい。
スポーツをやっていた方なら一度は、「考えるな!」「身体でおぼえろ!」というようなことをコーチに言われた経験があるだろう。
度重なる反復練習を経て正しいフォームを身につけていく訓練手法だが、これはもちろん筋や身体自体が記憶しているわけではない。
脳から発せられた電気信号は脳内の神経細胞から中枢神経を経て、最終的に四肢の末梢神経から筋に信号が伝わることで動作が生じる。
この神経回路は多数存在し、運動において良い感覚で行えた時の神経回路を脳が記憶していくのである。
考えて立ち止まらないで、まずやってみる。
その繰り返しの中で、最も効率の良い神経回路が構築されていくのだ。
馬鹿道の基本は考えないで行動する事にある。
しかし、考えないで行動すると往々にして失敗する。
もしくは、失敗することを恐れて考えすぎて動けなくなる。
なので身体で覚えて、反射的に正しい行動や判断が出来るように鍛えるのだ。
論理的思考を超越した本能的、反射的行動が馬鹿道の基本である。
コーヒー豆とオフショア投資商品は産地が重要
日本のおけるコーヒー豆市場は外国輸入ブランドに支配されている。
日本製のコーヒー豆というものも沖縄や奄美大島で生産されるものが存在するらしいが、一般に流通しているものは、ほぼ100%が輸入品と言って良い。
私はそれほどコーヒーにこだわるタイプではないが、好きだしほぼ毎日コーヒーを飲んでいる。
しかし、その毎日飲んでいるコーヒーの海外で生産されるコーヒー豆の流通の歴史についてあまり考えたことがなかった
コーヒーは世界の約60ヵ国で生産されており、コーヒー豆の種類は200種類以上もあるらしい。
道楽としてこだわると奥が深そうだ。
主にコーヒーが栽培されている地域は、熱帯や亜熱帯気候の場所で、赤道付近が多い。
しかし熱帯といっても年中暑い場所ではなく、標高が少し高めで、気温は20℃前後の条件を満たすところが適しているとのこと。
コーヒーの木は白い花を咲かせ、花が落ちると小さな丸い実がなり、それが完熟すると赤いさくらんぼのような色へと変化し、その中に通常2つの種が入っている。
その種を取り出して処理した生の豆を焙煎したものが、私達が一般的に目にするコーヒー豆だ。
コーヒーの木にも種類があるが、よく飲まれるのは3原種と呼ばれるアラビカ/カネフォーラ/リベリカの3種だとのこと。
ネットで調べたところ、以下のような豆の銘柄がメジャーなものらしい。
【キリマンジャロ】
タンザニアの「キリマンジャロ」のふもとの町で栽培。最高品質のコーヒーブランドのひとつ。
海抜1000メートル以上の高地・寒暖差が激しい・降水量が多いという条件を備えている場所で栽培され、豆は大粒で緑から灰色がかっているのが特徴。
酸味と苦味がバランス良く、甘いコクと上品な香りが特徴。
後味に雑味が無いので飲みやすく、焙煎方法によって風味が様々な楽しめるのも魅力。
【エメラルドマウンテン(コロンビア)】
エメラルドマウンテンとも呼ばれるコロンビアは、寒暖差が大きく火山灰を多く含む、緑が豊かなアンデス山脈の高地で手作業により栽培されている。
品種はすべてアラビカ種で、豆の大きさで14段階にランク付けされる。
調和のとれた甘い香りとコク、酸味と甘味が調和している品種。
【グァテマラ】
ホンジュラスの高級銘柄。
グァテマラコーヒー豆は豊かな火山灰の土壌と、降雨量に恵まれた寒暖差の大きい山の斜面などで栽培されており、品質のランクは栽培された標高によって7ランクに分けられている。
果実香の酸味が少し強めで、上品さも感じられる。酸味と甘味のバランスがとてもよく、ブレンドに使われることが多いが、ストレートで飲むと非常にわかりやすい。
【ケニア】
酸味が多く全体的に風味が強い。
ベリー系のフルーツのような爽やさがありバランス良く、上品な香りとコクが特徴的。
【コナ】
ハワイ島のコナ地区のみで栽培される、100年以上の歴史と伝統のあるコーヒーブランド。
アラビカ種のコーヒー豆で、形は大粒で平型なのが特徴。生産量が少ないので比較的高価で希少価値が高いといわれる。
上質な豆から抽出されるコーヒーは、豊かな香りとまろやかな口当たりがあり、ほのかな酸味とすっきりと後味が楽しめる。また、まるでハチミツを想像させるような甘みもあるのが特徴。
【ジャワ】
ジャワコーヒーはインドネシアのジャワ島で栽培される。
1830年頃に本格的なコーヒー栽培がスタートし、一時期恐怖経済による生産減に陥ったが、独立後に少しずつ回復し、今ではジャワ島を代表する名物となっている。
ジャワコーヒーの味は、見た目の濃さとは裏腹に、渋みが少なく口当たりがマイルドでとても飲みやすい。酸味が無く、香りが高く飲みやすいマイルドなテイストのアラビカ種のコーヒー。
【コピ・ルアク】
インドネシアのスマトラ島・ジャワ島・スラウェシ島などで栽培されているロブスタ種のコーヒー。
高価なコーヒーとして有名で生産量も少なく、日本では専門のコーヒー豆店などで取り扱われている。
ジャコウネコがコーヒーの実を食べて、排泄した種を乾燥させて焙煎したもので、独特の香りが特徴。
あまり煎りすぎると香りが抜けてしまうので、浅煎りで飲むのがおすすめ。
【トラジャ】
インドネシア・スラウェシ島の「トラジャ地方」で栽培されるアラビカ種。
苦味はソフトでとコクの深い味が特徴。
ストレートでは甘味も感じられる。
【ブラジルサントス】
コーヒー豆の栽培に適したブラジルは、コーヒー豆生産量が世界一。
ブラジル産のコーヒー豆はたくさんあるが、中でもブラジルサントスは一番人気。サントス港というところから出荷されるのでこの名前が付けられた。
ブラジル産のコーヒーは、柔らかな酸味と適度な苦みの調和がバランスよく、コクと香りは高い。味全体のバランスがいいのでブレンドのベースとしてよく使われる。
【ブルーマウンテン】
コーヒーの王様とも呼ばれるブルーマウンテンは、島国ジャマイカのごく限られた地域でしか栽培できない最高級品。機械を使用できないためにすべて手作業による栽培、非常に貴重なコーヒー豆として知られている。
味、甘味、酸味、香り、コクすべてのバランスが絶妙。
特に芳香は優れている。
そのテイストは日本人好み。
【マンデリン】
インドネシアのスマトラ島で栽培されているアラビカ種の高級銘柄。
インドネシアに住むマンデリン族という民族が栽培を始めたことから、この名前が付けられた。
豆の形はやや大きめ。
酸味は控えめ、深いコクとほろ苦さのバランスが非常に良い。
個性的なテイストと独特な後味からエキゾチックな味わいと評される。
苦味がしっかりとしているのでカフェオレ向き。
【モカ】
コーヒーで最古のコーヒーブランドで、日本国内での人気は特に高い。
エチオピアの標高1600m~2000mの非常に高い場所で栽培されている。
豆の形は稲のように細長いのが特徴的。
強い酸味は独特で、豊かな果実の様な香りが特徴で、甘みとコクが堪能できる。
口当たりは明るくて軽く、酸味が苦手だという人も多いですが、焙煎の方法で変わってくる。
【コスタリカ】
標高2000mに達する山岳地帯のあるコスタリカ共和国で栽培されている銘柄。
高品質ながら生産量が多く、世界でも20位以内に入るほど。
味の第一印象は上品さで、豊かな酸味・深いコクと苦味、それに芳醇な香り、非常に良いバランスの取れたものとなっており、後味がさわやかです。半分以上がスペシャリティーコーヒーとして取引されている。
これらの我々が日々嗜む世界の有名コーヒーは、全て海外のものであり、それぞれ産地によって特色やクヲリティーが変わってくる。
なので、日本でもコーヒーは外国産が当たり前で、それなりにコーヒーを好む人たちはコーヒー豆の産地が重要であると言うことの本質を認識しているようだ。
ただ、そのような当たり前のように毎日外国産のコーヒーを産地別に楽しむ人たちであっても、海外の金融商品のクヲリティーがコーヒー豆と同じように産地によって変わってくるという発想はまず持ち合わせてはいないだろう。
まず、金融商品には生命保険と投資商品があり、投資商品は積立投資と一括投資に分類できる。
日本だけではなく世界に目を向けると、それぞれの金融特性にあった、証券発行地(Domicil)というものに目を向けざるを得ない。
たとえば、以前にもお話ししたことがあるが、生命保険であればバミューダ(Bermuda)証券が世界最高峰だし、それ以外であれば、香港、米国、ケイマン諸島、マン島籍の生命保険や生命保険会社が提供する投資商品も、国際的に見ればトップクヲリティーだと言える。
またファンドの組成国としては、ケイマン諸島やルクセンブルグが有名だ。
そして、そういった優れたタックスヘイブンの金融商品の中には特に超富裕層というわけではない普通の所得の日本居住者が購入できるものが元来存在しており、その選択肢は状況の変化によりこの15年くらいの間にずいぶん狭まったものの、いまでも僅かに入手可能である。
コーヒー豆は、米国ではハワイ、グアテマラ、コスタリカ、ブラジル、コロンビアなど中南米、ケニア、インドネシアなど、良質なコーヒー豆の栽培に適した一定の条件をもつ地域で歴史的に生産されてきており、その流通利権は、世界の大手4社(クラフト、ネスレ、P&G、サラ・リー)による寡占状態で、さらに複雑な流通経路からかなりコスト高となっている。
また、あまり考えたこともなかったが、コーヒー豆は生産地が世界規模で、また気候の影響を受ける農作物であることから価格変動が大きく、価格と供給の安定を図るため、「商品先物取引」の対象にもなっている。
このあたりが、コーヒー豆を「赤いダイヤか、黒い悪魔か」と言わしめる所以であろう。
コーヒー豆は、金やダイヤモンドのように、既に相場市場を形成している、流通利権が巨大な資本によって握られた投資商品とも言える。
幸いなことに、投資弱者のための最終兵器とも言える「オフショアの投資商品」は、このコーヒー豆と同じように、タックスヘイブンと呼ばれる世界の一部の地域において組成されている良質な金融商品であるにも関わらず、その利権が特定の誰かに握られているわけではなく、世界中の投資家がIFAと呼ばれる金融商品の仲介会社を通じて自由に購入する事が可能である。
コーヒー豆のように、貧困な地域で生産され、大手の流通業者が膨大な利権を手にする嗜好品を当たり前のように毎日何も考えず当たり前のように口にする我々日本人が、世界に置いて最もクヲリティーの高い(運用性の高い)金融商品を組成するのに最適な環境を備え持つ、タックスヘイブン産の投資商品を購入しない理由というものが私には見当たらない。
「産地がクヲリティーと深い関係にある」という点において、コーヒー豆とオフショアの投資商品は同じである。
そして、国際的なオフショアIFAは、いわば「産地にこだわる良質な金融商品の卸問屋」と言ってもよいだろう。
世界中の金融商品から、組成地、証券発行地別に最も優れた金融商品を世界中の規制に縛られない投資家に流通させるのがIFAの役割なのだ。
香港には数多くのIFAが存在し、タックスヘイブンを中心に世界中から厳選された金融資商品をアジアを中心に流通させている。
コーヒー好きのあなたなら、間違いなく豆の生産地にこだわるように、生命保険や投資商品のクヲリティーにこだわるのであれば、その産地=証券発行国にこだわるべきだろう。
ブレンドや、焙煎、ドリップなどの技術は、商品選択のアドバイス、ポートフォリオの管理などIFAが提供するサービスによってまた投資商品の味が変わってくるという話かも知れない。
IFAの選択は重要だが、それよりもまずは豆の産地が重要だということを理解した方が良いかもしれない。
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馬鹿道その②馬鹿はすべてを受け入れる「それでいいのだ~!」天才バカボンのパパに倣え
それでいいのだ~
馬鹿道を習得するにあたって、「天才バカボンのパパ」は言わば師匠のようなものだ。
大抵のことは、バカボンのパパの行動によって無茶苦茶にされてしまうが、それでも結果は「それでいいのだ!」となんだかハッピーに終わる。
世の中は、いくら深く考えても「それで良くない」事だらけだ。
にも関わらず、全てのことを「それでいいのだ~!」で終わらせてしまうバカボンのパパは、殆どの良くないことも受け留めた上で、自分なりに馬鹿なことを正直に行い、結果がどうあれ、「それでいいのだ~!」で終わらせてしまうある種の超人だ。
反対なのか賛成なのか言ってるうちにわからなくなる「反対の賛成」「賛成の反対」も奥が深く、現代の「ありよりのあり」「なしよりのなし」に通じるところがある?ともいえる。
赤塚不二夫先生の「天才バカボン」はバカ田大学出身の筋金入りのバカだが、じつは考えていないようで考えており、考えているようで、なにも考えていないシュールで謎の人物なのだ。
少なくとも息子のバカボンは、純粋な愛され馬鹿っぽく、ハジメちゃんは天才坊やで、ママは美人でバカボンのパパとなぜ結婚したのか?以外はまともだ。
バカボンのパパは、もともとハジメちゃんを凌ぐ天才だったのが、アクシデントにより頭の中の重要な部品が壊れて(原作、アニメ1作目、アニメ2作目で状況は異なる)それから今のようなバカボンのパパになってしまったとされている。
それでは良くないけど、それでいい?
それでいいけど、本当はそれでは良くない?
どちらにしても、それでいいのだ~!
「それでいいのだ~!」は、それでいいことと、それでは良くないことをどっちだろう?どうすればよいだろう?と思い悩むことから人間を解放する魔法の呪文のようなものなのだ。