Quantcast
Channel: Mr.Gの気まぐれ投資コラム
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1238

2017年酉年の課題『勇気を持って心を進化させること』You can fly !

$
0
0

{5E8CD8C6-A284-4A8B-831B-028AEF793073}

親愛なる読者の皆様、

明けましておめでとうございます!

『Mr.Gの気まぐれ投資コラム』をいつもご愛読頂き心より感謝致します。

今年2017年酉年が、皆さんにとって進化と飛躍の年になることを願っております。

 

このブログも今年の5月で書き始めてから8年になります。

改めて自分で読み返してみて歴史を感じざるを得ません。

 

私が、初めて自分がHSBC香港で口座を作り、オフショア・セービングプランを買うために香港のGRANDTAG(グランターク)というIFAを訪問したのが2003年の12月1日ですから、Gがオフショア投資なるものに出会ってから既に13年も経つことになります。

その時に契約したマン島籍のZurich International(チューリッヒ・インターナショナル)が提供するVISTAというセービングプランは、55歳での引退を前提に15年で契約したのでもうすぐ満期ですが、残念ながらあと数年で引退できるとはとても考えられません。

 

このブログも、いつまで書けるのか?あるいは書くべきなのか?迷うところですが、東京オリンピックが実現する頃まではなんとか書き続けたいと思っています。

 

過去10年を振り返ってみて感じる事は、「10年の間に私たちを取り巻く社会環境は大きく変化したにも関わらず、自分を含む人間というものや、人間の社会はたいして変わらない」という事実です。

 

それは、まるで我々が何か目に見えない大きな力によって、「真実を知ることによって進化する事」から遠ざけられているかのように、我々は進歩し続けるハードウェアとは相対的に愚かであり続けているように感じます。

 

殆どの人間が真実を知るに値しないのか?もしくは殆どの真実が知ってはいけない不都合な真実なのか?はわかりませんが、結果として人間は思ったほど進化していません。

 

むしろ、技術の進歩によって情報の量と速度が増すことによって、人間は進化するどころか退化しているのではないかと思えるほどです。

 

しかし、これは、あるとても重要なことを示唆しています。

 

これから先20年後30年後の未来は、もっと環境が今は想像できないくらい変わっているに違いありませんが、おそらく我々人間はさほど変わってはいないだろうということです。

 

だれもが普通に旅客機で空を飛んで旅行をするのが当たり前のこの世の中で、人間が何かデバイスを取り付けても自力で空を自由に飛ぶことはできません。

 

もうそろそろ、ひとは空を飛べなければならないと私は感じています。

 

映画「Back to the Future」などSF映画で予言されたが実現しなかった技術のひとつが、ホバーボードなどパーソナルな飛行デバイスです。

 

これも、技術的にはすでに実現可能なのかもしませんが、人間が自由に空中を個別に移動できることは管理上都合が悪いので、そのような開発が行われないのかもしれません。

 

実は「技術が進歩しても人間がそれに伴って進化しないことが世の中にとって都合がよい」ということはたくさんあります。

 

たとえば、教育の技術が進化する事によって、子供たちがどんどん賢くなってしまうと、学校が要らなくなり、学校が潰れてしまうし、教育ビジネスそのものが儲からなくなるので、どんなに教育の技術やシステムが進化しても大半は賢くなってもらっては困るのです。

 

今や、大企業の巨大なオフィスに何千人もの社員が毎日通勤して1ヶ所で仕事をする必要が実際には無くなっているにも関わらず、それを続けているのは、在宅勤務が一般化すると困る人たちがいるからです。

 

会社というシステムは、多くの労働者を合法的に奴隷として使うことができるものであるにも関わらず、在宅勤務という合理的なシステムは、そもそも奴隷管理者たる経営者の、奴隷達を檻に入れる権利に反します。

また、社員の大半が会社に通勤する必要がなくなってしまうと、事務所ビルの需要がなくなり、不動産ビジネスが大打撃を受けることにもなるでしょう。

 

つまり、技術がどれだけ進歩しても、人間が進化しないことによってのみ、お金を生み出すことができる経済システムに我々は依存しているといってもよいでしょう。

 

医療に関しても、「医療技術の進歩が、患者の命を必ずしもより多く救っていない」という現実があるように思われます。

これも、技術の進歩によって問題が簡単に解決すると、医療がお金を産まなくなってしまうという現実が背景にあるように思われます。

がんの画期的な治療薬が開発されて、ひとががんで死ななくなってしまうと、困るひとが沢山いるということです。

がん治療の技術がどれほど進歩して、色々な治療薬や治療方法が開発されたとしても、簡単に治療ができてしまうのは問題で、患者には死んで貰わないと困るわけです。

 

そこで今年2017年の課題として、私自身が強く感じ、皆さんに提案することは、「進化」です。

われわれ人間は、経済社会の中で、進化しないものとして取り扱われています。

それは人間の進化が経済にとっては不都合だからです。

投資家としては、経済が成長してくれないと困るのですが、進化を妨げられた人間から搾取される金で成長する経済の本質は不健全といわざるを得ません。

 

異端投資家たる我々は生き残る為に一部の支配者にとっては都合の悪い進化を敢えて選択すべきではないかと思うのです。

 

技術の進歩に、人間の進化か全く追いついていない典型的な例は中国の社会です。

彼らは、我々日本人が戦後50年以上かかって手にした技術を僅か10年程度で手にしています。

技術の進歩と人間の進化のギャップが大きいほど経済には成長力があるという点に於いて、中国の経済は為政者にとって理想的な金儲けしやすい状態にあると言っても良いかもしれません。

 

ちなみに人間の進化とは、必ずしも先端技術に追随することでも、より多くの情報を持つことでもありません。

ロボットではできないような、アナログな側面に進化の要素があると考えられます。

 

そもそも、すでにクルマの運転ですらロボットには勝てなくなってきています。

65歳を過ぎた老人が、自動運転の技術に頼らなくても、マニュアル車を自由に制御でき、事故も少なければ、現在必死に自動運転技術を開発している自動車業界の未来は暗いということになるでしょう。

逆に高齢化社会が進み、高齢ドライバーがどんどん事故を起こしてくれると自動運転技術は金になるわけです。

ちなみにわたしは、死ぬまでガソリンエンジンで動くマニュアルのスポーツカーを運転するつもりですので自動運転の客にはなりません。

 

「人間の進化」は、殆どのひとには起こりません。

また、進化しようと思ってできることでもないかもしれません。

そもそも進化とは突然変異のようなものだと思います。

その進化は、いったい誰のどこに突然発生するかわかりません。

しかも顕著に発生した進化は、排除される恐れがあります。

それは、社会にとって一般的に都合が悪いからです。

排除されることを恐れていては進化はできません。

また、敢えてその「都合の悪い進化」を意識し、自分ではない誰かの進化も、排除するのではなく受け入れるべきではないかと思うのです。

 

特に、人間の最も進化しなければならないところは「心」というソフトウェアでしょう。

より強い武器を手にしたものの心が、より優しくなくてはならないということです。

 

そしてその進化を遂げること、受け入れる為には、並大抵ではない勇気とチャレンジが必要でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1238

Trending Articles