過去に於いても現在においても、個人投資家がオフショア籍の投資商品を自己防衛の手段として活用する場合のベーシック・ウェポン(基本装備)は、オフショア・セービングプランと呼ばれるファンドラップ型積み立て投資商品であるという私の見解は変わらない。
アベノミクスだか何だか知らないが、実質破たんしている国家が、膨れ上がった借金の清算をするために目論んでいるお祭り騒ぎに振り回されて、やれ株だ不動産だFXだと浮かれている連中には全く興味がない。
我々一般市民がレジスタンスとしてできることは限られている。
「資産の移転と保全」という基本原則に如何に忠実に従い、そして粛々と行動するかに尽きる。
案外、資産の額が大きい人ほど身動きが取れないという事実もある。
非力であっても、身軽な人間ほど助かる見込みは実は高いと言える。
しかし、マン島のフレンズプロビデント(Friends Provident)のような信頼できるプロバイダーが提供する素晴らしい商品を、関係業者たちが寄ってたかって自分たちの利益と、その取り扱い利権の醜い奪い合いで市場をめちゃくちゃにしたせいで、結果として失ってしまった我々日本人は本当に愚かとしか言いようがない。
今はROYAL LONDON360°のQUANTUMというホープが存在するが、それすらいつまで続くのかはわからない。
そもそもあっても無くても誰も気づかないようなものが、無くなったところで誰も気にも留めない。
死んでもだれも困らず気にも留めない人間は殺しても罪ではないとでもいうのか?
ここで、改めて浮かれた世の中を冷静に見つめ、自分の本当にとるべき行動を考え直してほしい。
以下、私が勝手に思いついた「オフショア投資の掟」を書き留めておきたいと思う。
1)徹底的な販売者利益追及論理に基づく(ステルス)マーケティングで、我々の権利として僅かに存在するオフショア投資のサンクチュアリ(聖域)を犯す行為を絶対に許してはならない。
2)自分の権利は自分で手にして守るもの。他人に守ってもらおうと思うべきではない。
3)心からサバイバル(生存)を望んでいない人間は、我々の世界に足を踏み入れるべきでなはない。
4)国内の投資案件に未来は無いと思うが、それに拘りそれと共に沈むのもまた潔い選択のひとつだ。
5)体裁や肩書きに拘り、グレーなものを受け入れられないひとも、立ち入る領域ではない。
グレーを黒か白か見極めて判断するのは自分自身しかいない。
6)情報やそのソースは、自分で手に入れるもので、与えられるものではない。
7)他人がオープンに公開している情報を鵜呑みにするようなひとはこの世界には向いていない。
8)オフショア投資の世界にプロなど居ない。安易にプロと呼ばれるを信用するな。
9)世界中のどこを探しても、投資的価値のあるものに100%安全なものなどない。
10)死して屍拾うものなし。